はじめに:2022年秋にWear OS 3へアップデートが予告されている2本のスマートウォッチ。プライベートで使ってきましたので長期レビューです。価格もこなれてきたしTicWatchPro3かFossilGen6のどちらかを買うか参考になれば幸いです。
結論:どちらもお勧めできます。ただ人によって気にするポイントが異なると思いますので、この比較レビューをご参考ください。
2022/10/30追記:FossilGen6にWearOS3のアップデートが来ています。一時的とは思いますがGoogleAssistantが使えなくなっていたりします。詳細はこちらを参照ください→Fossi Gen6 WearOS2とWearOS3の違い
ゴツ目のTicWatchPro3、スタイリッシュなFossil Gen6
私はどちらも好きです。
サイズ大TicWatchPro3 > サイズ小FossilGen6
TicWatchPro3: G-SHOCKほどではありませんが、割とゴツ目の大ぶりな腕時計
FossilGen6: クロノグラフの様な見た目でサイズ感も普通の腕時計
▼左(2つボタン)がTicWatchPro3、右(3つボタン)がFossilGen6。筆者は腕の周りは細めです。
▼WearOS3へのアップデート配信来ています。
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▼Fossil Gen6 と同じ中身のSkagen Gen6です。
できることは基本どちらも同じ
どちらもWearOS2.37(2022/8/20時点)搭載スマートウォッチなので、出来る事は同じです。
書き出すとキリが無いのですが、主だった機能で言うとこんなところです。
・スマホ通知とテキストでリプライ(LINE、SMSなど)
・スマホの電話をスマートウォッチで着信と通話可能(ライン通話は2022/8/20現在不可)
・Google Playからアプリ追加
・Gboardという日本語キーボードを入れればテキストの音声入力できます
・Googleアシスタント機能
・ウォッチフェイスの変更とGooglePlayからの追加
・歩数系
・睡眠計測(自動的に測定開始)
・心拍計測(常時計測設定可)
・バイブ通知(音で通知も可)
・SpO2計測(常時計測設定可)
・GPSフィットネストラッカー
・音楽プレイヤー機能
・Bluetoothでイヤホンとペアリング
・NFCは付いてるけど日本はGooglePayには非対応、スイカも非対応
余裕で2日バッテリーが持つTicWatchPro3
実使用で忖度なしのバッテリーライフはこんな感じです。
長いTicWatchPro3 > 短いFossilGen6
TicWatchPro3: 2日は余裕、満充電した2泊3日の旅行で最終日は厳しくなる。
FossilGen6: 朝から夜までは持つ、24時間は持たない。充電時間はとても早いので、充電し忘れても朝身支度の間の30分充電で80%まで回復できます。Bluetoothの接続が不安定な日が月に1−2度あって、その時は夕方ゼロになる時があります。これが私が使っているスマホとの相性問題なのか判りません。
条件:背景黒の文字盤、常時表示、バイブオン、通知30件前後、ハートレート常時測定、SPO2測定無し、GPSトラッキング無し、ワークアウトモード使用無し
TicWatchPro3の売りであるデュアルディスプレイの低電力スクリーンは、正直恩恵を感じるほどにバッテリライフに貢献してないかなぁ。バッテリが少なくなった時にデジタル時計として使い続けられるのが恩恵か。
バイブレータの強さはGen6の方が良い
TicWatchPro3は私の想像ではバッテリー寿命を優先してバイブレータをわざと弱くしているのかもしれないな、と思いました。
弱いTicWatchPro3 < 強いFossilGen6
TicWatchPro3:たまに通知に気づかない時があります。
FossilGen6:不満無いです。
どちらも回転モーター式の所謂バイブレータです。AppleWatchの突くような振動(ハプティックタイプ)なら尚良いのですが。
睡眠計測結果はTicWatchPro3の方が細かく見られる
どちらも一長一短です。精度は自分の寝ている時間なので判りません。どちらも参考と割り切っています。ただ見られる情報はTcWatchPro3の方が詳細です。
TicWatchPro3 > FossilGen6
▼サマリービューの比較(同じ日の測定です)
▼TcWatchPro3のみ見られる詳細情報。
竜頭ナビゲーションができるGen6
操作性は2ボタン+竜頭ナビゲーションができるFossilGen6の方が良いです。
2ボタン TicWatchPro3 < 2ボタン&竜頭ナビ FossilGen6
老眼にはTicWatchPro3のディスプレイサイズの方が見やすい
ほんの0.12インチの差でも結構違います。文字サイズを大に設定すれば老眼でも読めます。比較様に免許証を置いてあります。画面をズームして実物大にして見てみてください。
画面大TicWatchPro3 > 画面小FossilGen6
▼背景白の文字盤でサイズを比較しました。こういった全面が発色している文字盤は著しくバッテリを消耗するので注意です。
スペック比較
公式サイトより抜粋です。
TicWatchPro3 | FossilGen6 | |
1.4” Retina AMOLED 454 x 454 + FSTN display | 1.28インチ カラー AMOLED / 416 x 416 / 326ppi | |
サイズ | 47x48x12.2mm | ケース44mm |
重さ | 41.9g | (記載無し) |
ケース素材 | ステンレス鋼+プラスチック | ステンレススチール |
防水 | IP68,适合泳池游泳 | 3気圧 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon Wear™ 4100 Platform and Mobvoi dual processor system | Qualcomm Snapdragon Wear 4100+ |
メモリ | 1GB RAM, 8GBストレージ | 1 GB RAM, 8GBストレージ |
Bluetooth | ○ | ○Bluetooth 5.0 LE |
バッテリー容量 | 最低:577mAh 定格:595mAh | (記載無し) |
バッテリ持続時間 | スマートモード:最大72時間 基本モード:最大45日 | 24時間+数日間省電力モード |
充電時間 | (記載無し) | 30分で約80% |
スピーカー | ○ | ○ |
マイク | ○ | ○ |
心拍センサー | ○ | ○ |
SpO2 | ○ | ○ |
2022/10/17追記: WearOS3アップデート来た!
▼WearOS3へのアップデートで、できるできないに変化がありましたのでことらもご参考ください。
ボイスアシスタント
どちらもGoogleアシスタントに標準対応してます。
FossilGen6はAlexaが無料バンドルされています。TicWatchPro3も有料アプリを入れれば使えるのかと思いますが、試してません。
どちらもボタンの長押しで開始できます。タイマーや計算で重宝します。
OK Googleの聞き取りをオンにしても、なぜかどちらも反応しない(笑)
TicWatchPro3:Googleアシスタント
FossilGen6:Googleアシスタント+Amazon Alexa(無料バンドル)
スマホのウォッチ管理アプリ
基本的なペアリングや通知設定はどちらの機種もWearOSアプリを用います。その上で普段のフィットネス系管理は以下のアプリを用います。
TicWatchPro3:Google FitあるいはTicWatch専用アプリ
FossilGen6:Google Fit
結論は・・・・どっち
結局どっちがおすすめかと言うと、好みによると思います。私のお勧めは、、
TicWatchPro3:睡眠計測をする人、ゴツ目の時計が好きな人
FossilGen6:睡眠計測をしない人、スタイリッシュな時計が好みの人
で、どちらが私のメイン機かというと2022年夏時点では2つ使い分けています。朝から夜まではFossilGen6を使い、睡眠計測用にTicWatchPro3を使っています。1泊か2泊の旅行はバッテリが持つTicWatchPro3だけを使っています。2泊までなら充電器は持っていきません。
AppleWatchにせよ、GoogleのWearOSにせよ、アプリストアが使えるスマートウォッチはOSが重たいのが宿命で、1週間とかバッテリーが持つようなモデルは今後もなかなか現れないのでしょう。2本使いしていると常にどちらかのスマートウォッチは充電できるので、交互に使うことでバッテリ持ちに対するストレスが減らせます。
2022/10/2追記:ウォレット現れるが対応カードが限られる!
▼ついに解禁かー!と思ってスマホで設定しようとするも、、、
▼JCB、VISA、MASTERいずれもカードの追加ができない状態 orz
スマホ側アプリの問題なんでしょうかね。謎です。
▼2022/10/13時点は対応しているカードが限られている様です。まあ筆者は過去AppleWatch5を使用していた時も、結局スマホでポイントカードの提示をするのでWatchの決済は使わなくなってしまいましたので、WearOSにおいても決済は使えなくても支障はありません。
▼WearOS3へのアップデート配信来ています。
▼今ならメルカリでお安く購入できますね!クリックするとメルカリ検索画面に飛びます。
▼Fossil Gen6 と同じ中身のSkagen Gen6です。
少しでも皆さんのスマートウォッチ選びの参考になれば幸いです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
<ブログ管理者のスマートウォッチ使用歴> ※リンク付きのモデルはブログ投稿済です
2017年 Amazfit bip / Amazfit Stratos
2018年 TicWatchPro / Galaxy Watch 46mm
2019年 Huawei Watch GT2(開封動画)
2020年 AppleWatch3/5/OPPOWatch/TicWatchPro3
2021年 CITIZEN Riiiver/WENA3/Fossil Gen6
2022年 Amazfit GTR3 pro
2023年 Pixel Watch
2024年 Glaxy Watch 4 classic 42mm
※ブログ投稿記事
・お勧めWearOSウォッチフェイス 情報表示が多彩な Marine Commander 無料
・PixelWatchに理想のコンプリケーションおすすめウォッチフェイスが来た!
・お勧めWearOSウォッチフェイス 情報表示が多彩で字が大きい Awf製 “OLED Analog”
・お勧めWearOSウォッチフェイス 情報表示が多彩な Awf製 “Fit Dash A” !
・Pixel Watchにお勧めWearOSウォッチフェイス “Chronosurf” !
・LINE通話ができるスマートウォッチは?→Huawei Watch GT2/GT3 と iPhone
・WearOSスマートウォッチの画面切り替え動作を高速にする開発者オプションの使い方
・WearOSは2台持ちがおすすめな理由
・スマートウォッチでLINE通話の着信通知を受ける
・驚きの正確さ TicWatchPro3とGoogleNestHubの異なる睡眠センサー
・Fossil/Skagen Gen6 WearOS2とWearOS3の違い
・WENA3 魔改造してみた+オメガコンステレーション
・WearOS 2本比較 TicWatchPro3とFossilGen6 スマートウォッチ使用レビュー
・Galaxy Watchの回転ベゼルを6年振りに使って感激
※Youtubeへ投稿した比較動画です。
・Huawei watch GT2 vs Galaxy 通知動作の比較
・Huawei watch GT2 vs Galaxy 比較検証動画(English)
・Galaxy 46mm vs Huawei GT2 最終比較(English)
・ライン通話できるスマートウォッチ(でもiPhoneだけ)