はじめに:もう2020年のことで解決もしており、問題無いかと思いますので投稿します。駐車場での駐車スペースから出庫する車と通路進行中の出会い頭の事故は、駐車スペースから出庫する車が相対的に重い過失となるそうです。
ある日私が駐車スペースから出庫する時、徐行とは言えないスピードで通路をバックする車に衝突されました。さてこのケースでも出庫する私の過失が重いのでしょうか?
その顛末を投稿します。
▼まずはドライブレコーダーで事故の映像をご覧ください。
事故の状況
コロナで世の中が混乱していた2020年5月の夕刻、一人でホームセンターへ買い出しに行き帰宅しようとした時に事故に合いました。状況をステップごとに説明します。
①駐車スペースから出庫しようと私は自車のエンジンを掛けた
②目の前を通り過ぎる先行車があったので通過するのを私は見届けた
③右折で出向しようと私が自車を50センチほど進行させた
④先行車が停止した
⑤私が自車を停止した
⑥先行車が徐行とは言えないスピードで通路を後退した(バックです!)
⑦先行車が私の車に気づかないまま自車の右前部へ衝突した
⑧警察を呼び事故証明を取った
⑨双方合意の上でその後の話は保険会社へ任せる事とした
▼改めて事故映像
事故後の私の考え
常識的に考えて「後方注意を怠った相手方の100%過失に間違い無いだろう。」と、思っていました。なぜなら私は⑤の時点で停止していたのです、そして⑥は明らかに相手方の不注意のはずです。
相手保険会社の主張
ところが後日相手方保険会社の主張を聞いてビックリ仰天。「判例では駐車場での駐車スペースから出庫する車と通路進行中の出会い頭の事故は、駐車スペースから出庫する車が相対的に重い過失となる。あなた(つまり筆者)に80%の過失を認めていただきたい。」
こちらの主張
こちらの保険会社とも相談し相手方の100%責任を主張しましたが、相手方保険会社は判例を持ち出すばかりで平行状態でした。
そこで弁護士特約も利用し裁判も辞さない覚悟で以下の主張を行いました。
⑤私が自車を停止した
⑥先行車が徐行とは言えないスピードで通路を後退した(バックです!)
よって相手方が100%過失である。
ドラレコ映像が無ければ負けてました
弁護士特約を利用し「裁判も辞さず」と伝えたのでさすがに相手方の保険会社も勝ち目がないと判断したのか、最終的に100%過失を認めてくれました。
ただドラレコの映像が無ければ判例を覆すのは難しかったでしょう。その点はこちらの弁護士さんも「映像が合って良かったですね。」とのコメントでした。
まとめ
駐車スペースからの出向であろうと、通路の通行であろうと、皆さんも駐車場では運転にご注意ください。私としては「あのスピードで歩行者に当たらなくて良かった。むしろ私の古い車で惨事を防げていたかもしれない。これで良かった。今後自分も気をつける良い勉強になった。」と考えています。
おまけ
▼この事故の後、後方も録画しておこうと思い新調したミラー型前後ドラレコです。
※冒頭の映像はKENWOODの前方録画型ドラレコでした。ドラレコ付けておいて本当に良かった。
免責:私は専門家では無いので困った時は、保険会社か専門の方を頼りにしてください。
▼この記事を投稿する際に改めて確認したサイトです。※プロモーションではございません。